ソーセージを手作りしよう!

about_04ソーセージが好きならば、ぜひ手作りソーセージに挑戦してみましょう。
化学調味料が無添加なソーセージや自分好みのスパイスやハーブで仕上げたソーセージは一味違うものがあります。
そして普段食べるソーセージと比べて違うのが鮮度です。
出来たてを食べることが出来る手作りソーセージ、味わってみて下さい。

このページでは初めてソーセージを作る方向けに簡単!美味しい!ウインナーソーセージの作り方を解説します。

手作りに必要な道具・材料

手作りソーセージを作るにあたり特殊な器具や道具、難しい技術が必要だと思われている方は少なくないようです。

そんなことはありません。
ソーセージは高価な道具を使わずにつくる事ができ、小さい子供と一緒に作る事も出来る料理です。

まずは手作りソーセージに必要な道具を揃えましょう。

■調理器具

  • ボウル
    ひき肉とスパイスを混ぜ合わせるときに使います。
    ご自身が混ぜやすいものを用意してください。
  • 絞り袋 / 口金
    腸詰するときに使用します。
    口金はソーセージ用が望ましいです。
  • まち針 又は 爪楊枝
    腸詰後に空気抜きをするために使います。

  • 腸詰が完了したソーセージをボイルするのに使います。

このなかでソーセージ用の口金以外は用意できる方が多いかと思います。
口金に関してはホームセンターなどでの取扱いが多いです。
もし近所で見つからない場合はネットショップでの取り寄せがお勧めです。

■材料(約6人分)

  • 豚ひき肉:500g
    赤身:脂身 7:3程度のバランスがよいです。
  • 食塩:小さじ2杯半
  • 砂糖:小さじ1杯半
  • ブラックペッパー:小さじ1/4杯
    粗挽きがおすすめです。
  • ナツメグ:小さじ1/4杯
  • セージ(パウダー状):小さじ1/4杯
  • 羊腸の塩漬け:2m
  • 氷水:おおよそ100mL
    氷を4~5個含めた値

ソーセージ用の肉ですが、初めはスーパーで売っている豚挽き肉で問題ありません。
一度作ってみたうえで、もっと肉質にこだわりたい!などのこだわりが出てくると思いますのでその際に存分にこだわってみてください。
こだわった分の美味しさは間違いなく味わえるはずです。

ナツメグやセージなどのスパイスですが、特に決まりはありません。
お好みでバジルやパセリなどを入れても美味しく手作りできます。
最近では小さじ一杯程度の小分けスパイスが100円程度で手に入りますので便利でとてもお勧めです。
色々な組み合わせにチャレンジしてみてください。

材料の中で一番手に入りにくいのが羊腸です。
手作り用材料を取り扱うお店が近所にあればよいのですが、そのようなお店は全国的に少数です。
見つからない場合にはネットショップからの取り寄せが便利です。

■調理器具・材料をそろえるのが面倒…

そのような方にはソーセージ手作り用のキットがあります。
羊腸や絞り袋、ソーセージスパイスも同梱されているキットもありますので、後はお肉と食塩などの調味料があれば準備OK。
個別に揃えるよりも少々割高になってしまう場合もありますが、便利な事は間違いありません。

では次のページから、早速ソーセージ作りを初めてみましょう。

ソーセージの中身作り

ソーセージ作りの調理器具、材料が準備できたら早速手作りしてみましょう。
大きく分けて3つの手順がありますが、まずはソーセージのベースとなる中身作りからです。
美味しさを左右する大事な工程ですのでしっかりと作っていきましょう。

1.ボウルに材料を入れる

ボウルを用意し、準備した以下の材料を入れます。

  • 豚ひき肉
  • 食塩
  • 砂糖
  • ブラックペッパー
  • ナツメグ
  • セージ
  • 氷水

2.材料をかき混ぜる

お肉とスパイスが混ざり合い、粘り気が出てくるまで材料をかき混ぜます。

かき混ぜている時、材料の温度が約10度以下に保ってください。
温度が高くなると材料が分離して舌触りが悪くなってしまいます。
温度が上がってきてしまった場合には都度、氷を足して調整してください。

別のボウルに氷水を張り、調理用のボウルを重ね冷やしながら行うと温度が上がりにくくなります。

粘り気が出るまでかき混ぜ終わったら、残った氷を取り出して完了です。

■中身づくりのポイント

  • 粘り気が出るまで根気よく混ぜる。
  • 材料を約10度以下に保つ。

 

続いてソーセージ作りの醍醐味!羊腸への腸詰工程へと進みます。

ソーセージの詰め方

ソーセージを作る工程で最も代表的な工程といえば、この腸詰工程だと思います。
手作りでしか味わえない醍醐味をぜひ楽しんで作ってみてください。

このページでは一般的な腸詰工程の手順を解説します。

1.羊腸の塩抜き

塩漬けされた羊腸を30分程度水に浸け塩抜きします。
この工程はソーセージの中身を準備している最中に行うと効率良く手作りを進められます。

2.絞り袋に羊腸をセットする

それではソーセージ作りの醍醐味、羊腸に詰める工程へと進みます。

まずは絞り袋に口金をセットし、その口金に羊腸を取り付けます。
ひっぱり過ぎると羊腸が破けてしまう場合があるので優しく取り扱いましょう。

3.絞り袋にソーセージの中身を詰める

絞り袋に準備した材料を半分だけ詰めます。
残りは絞り袋の中身が少なくなってから追加で補充します。

4.羊腸にソーセージの中身を詰める

口金から羊腸を結べる程度引き出してから少しだけお肉を出します。
その後、引き出した羊腸の先を結んでください。
この時に空気が入らないよう注意してください。

ここまでの工程を済ませれば、後はソーセージを詰めていくだけです。
詰め具合ですが、最後にねじる事を考え腸内に中身が8割程度の量が詰まるようにしてください。
絞り袋に材料が無くなったら追加して全て詰めてください。

5.ソーセージをねじる

ソーセージの具材を詰め終わったら最後にねじる工程です。

材料が腸内で8割程度になるよう整えます。
その後、腸詰したものの半分の位置で2~3周程度ねじります。
ねじり部分から半分に分かれたら、ねじり位置から折り曲げソーセージが2本並ぶような状態にします。
お好みの長さで並んだ2本を一緒に2~3周程度ねじります。お勧めは10cm程度です。
ねじり終えたら2本並んだうちの一本を、ねじったことによって輪になった部分に通します。
これでねじりがほどける事を防ぎます。
この工程を最後まで繰り返します。

5.ソーセージ内の空気を抜く

詰め終わったソーセージを表面上に空気が入っている箇所があれば、待ち針や爪楊枝などで指し空気を抜きます。

■ソーセージの詰め方のポイント

  • 腸内に中身を詰め過ぎない。(8割程度)
  • なるべく空気を入れないように注意する。
    空気が入った場合には針などで空気を抜く。

ここまでくればあと一息です。
最後はボイルする工程です。

ソーセージをゆでる

最後の工程はゆでる作業です。
もう少しで手作りソーセージを食べられますので、あとひと踏ん張りしましょう。

鍋に75℃前後に沸かしたお湯を用意します。
ねじったままのソーセージをお湯の中に入れ、お湯の温度を75℃前後に保ちながら20分~30分程度ゆでます。
殺菌も兼ねているので十分に火を通しましょう。

もし浮かんでくる箇所があれば、まんべんなく火が通るようひっくり返してください。

火が通ったと思ったら、切って中身を確認しましょう。
しっかりと火が通っていたら完成です!
そのまま食べても良し!焼いて食べても良し!
お好みの食べ方で味わってください。

■ソーセージをゆでるポイント

  • お湯は沸騰させず75℃前後を保つ。
  • まんべんなく火を通す。
  • 美味しく食べる!

以上が一般的な手作りソーセージの手順です。
スパイスを変えるだけで様々な味を楽しめるのでオリジナルのソーセージを作ってみてください。

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